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【赤ちゃんのよだれ】多い子・少ない子の違いは鼻呼吸!?

赤ちゃんのよだれ。
その子によって違いがある、とは理解しているものの
多過ぎて心配。少な過ぎて心配。

というパパママも少なくないのではないでしょうか。

とはいえ、よだれは体に悪いものではないし
無理に止める必要はありません。

そして、口から垂れるよだれが少ないからといって
全くよだれが出ていない、というわけでもありません。

よだれの量は赤ちゃんそれぞれですが、
その中でも呼吸の仕方に関係が深いと言われています。

赤ちゃんのよだれと呼吸の関係についてご紹介します。

目次

よだれの役割

そもそもよだれってどのような働きがあるのでしょう。

・口内の洗浄
・消化を助ける
・虫歯を予防する
・口内に入った菌の繁殖を防ぐ
・味覚を感じやすくする

ざっとあげるとこのような働きがあります。

赤ちゃんのよだれの働きについてより詳しい情報を見る。


こう見るとよだれってからだや健康にとって
とても重要な存在
ですよね。

なんとなく、汚いもの、という扱いを
してしまいがちなよだれですが、
これを知るだけで見方が変わりますね。

よだれが少ないとどんな弊害がある?

上記のように、よだれっていい働きを
してくれる存在ですが、
だからこそ、うちの子よだれが少ないのでは、
と心配するパパママがいるようです。

よだれが少ないと考えられる弊害は以下の通りです。

・水分不足
・口臭
(・虫歯へのリスクが高まる)

上記にあげましたが、そもそも、よだれが垂れなくても
口の中によだれは存在してることがほとんど
です。

赤ちゃんのお口が臭い!そんな時の対処法

水分不足により口臭がきつくなる場合がありますが、
それもきちんと(常識程度に)水分を摂らせていれば
ほぼ問題ないと言われています。

虫歯へのリスクが高まる、ということも
全くないとは言い切れませんが、
よだれの量と虫歯との因果関係は
確実なものとはいえません
ので
そこまで心配しなくても良さそうです。

そもそも、よだれを垂らしていなくてもよだれは分泌されている

赤ちゃんがよだれを口から垂らさないと
「うちの子よだれが出ないのでは?」
と心配になる場合がありますが、
そのようなことはありません。

口をあけていないので唾液が外へこぼれないのです。

そんな赤ちゃんはお口を閉じていられる
口周りの筋肉が発達していたり、
口内のよだれを飲み込むのが上手だったりする
傾向があります。

そして、また鼻呼吸が上手にできている証拠でもあります。

なので、ほとんどの場合、よだれが少ない(垂れない)
ことは心配する必要ない、というよりも
発達が早いんだ、と思ってよい
のです。

※場合によっては体内のトラブルをかかえていることも
 ありますので、状態によってはかかりつけ医に
 相談してみてもよいでしょう。

鼻呼吸が上手な子はよだれが少ない傾向

よだれが少ない赤ちゃんの多くは
鼻呼吸が上手にできている傾向があります。

そもそも人間には口呼吸と鼻呼吸という
二種類の呼吸の仕方があります。

赤ちゃんのうちは口呼吸が主流な子も多いのですが、
成長とともに鼻呼吸へと移行していく子が多数です。

鼻呼吸ができると口を閉じている状態でも
自然に呼吸ができるようになります。

そうすると自然とよだれが口から垂れることはなくなります。

なので、よだれが多過ぎて心配、というパパママは
お口を閉じさせる練習をしてみてもよいでしょう。

口呼吸は少しずつなおしていってあげましょう

口呼吸は喉から細菌が入ったり、口内が乾燥してしまう
など、様々なトラブルの原因になる場合があります。


とはいえ、口呼吸が苦手な赤ちゃんは存在します。

苦手な理由としては次のことなどが考えられます。

・風邪などで鼻がつまっている
・舌の位置が下がり気味である
・口を閉じる筋肉が弱い
・姿勢が良くない

以上が口呼吸してしまう原因例です。

思い当たることがあり、改善可能な事項でしたら
無理せずに少しずつ口呼吸から鼻呼吸へ
移行できるような練習をしていってあげましょう。

まとめ

よだれの多い、少ないは体質的なものに加えて
呼吸の仕方によるものが大きいようです。

よだれ一つにとってもなかなか奥が深いですね。

いずれにしても、よだれの量も千差万別。

また、よだれが少なくても多くても
大体の場合大きな問題ではありません。


ただ、鼻呼吸は体調管理の面から見ても
とても重要なことなので、
毎日の中で赤ちゃんがどのように呼吸しているのか
一度チェックしてみてもよいかもしれませんね。