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<北欧の子育て>育児の最強の味方はガッシリしたベビーカー

北欧の国々、赤ちゃんとの生活にベビーカーは切っても切れない仲なんです。
その重要度・依存度・活用度は日本よりはるかに上回っていると言えるでしょう。
そんな北欧ママの最強の頼れる味方、ベビーカーについてその文化と共にご紹介します。

目次

北欧のベビーカーは頑丈そうでガッシリタイプ

北欧はベビーカーのメーカーが数多く存在します。その多くが日本のものより一回り大きくそしてフレームががっちりしていてタイヤも大きいのが特徴です。

日本のベビーカーより一回り大きいサイズ感なのはなんで?

日本のメーカーのベビーカーは電車の改札を通れるかということや住環境、道幅などを考え左右幅がコンパクトなベビーカーが多く存在するのに対し、北欧のベビーカーは左右幅も縦幅も一回り大きいのが特徴です。
交通機関設備の違いや道幅の違いなどもありますが、日本よりもベビーカーで過ごす時間が長い北欧の赤ちゃんのためにゆったり横になれるサイズ感になっています。赤ちゃんのただの移動手段というよりも「動くベッド」のように快適そうです。

フレームが太くタイヤが大きいのはなんで?

これは北欧らしい理由です。冬になると積雪することが多い地域柄、雪道を安定して歩行&押せるように骨組みとタイヤは安定感があることが重要なポイントです。
また、道も石畳や段差も多く、すやすや寝ている赤ちゃんを振動でおこすことがないよう大きめのタイヤは空気入りのタイプが多いのも特徴です。

ベビーカーのタイプ別種類

1 赤ちゃんを寝かせるタイプ

首が座っていない赤ちゃん用に座面が完全にフラットになっていて傾斜がないタイプです。新生児の赤ちゃんから使用できます。

2 赤ちゃんを座らせるタイプ

首が座った赤ちゃんを座らせて使用するタイプです。日本ではB型とも言います。ベビーカーの座面にベルトがついていてベビーを固定できます。

3 スポーツタイプ

欧米ではジョギングなどをしながらベビーカーを押す人も多く、スポーツタイプのベビーカーも人気です。

4 自転車の前につけるタイプ

物価が高い北欧、交通費も例外ではありません。またエコ意識も高い北欧。
なので通勤や移動に自転車を使用する人も多く、自転車の前に子供が乗るボックス(リアカーのようなもの)を取り付けられるタイプを使用する人が多く街中でよく目にします。
これはベビーカーではないですが、子供を運ぶ手段としてこのような便利なグッズもあるのですね。

首が座っていない赤ちゃんにはキャリーコットの使用が一般的

キャリーコットとは?

日本ではあまりなじみがないキャリーコット。
赤ちゃんがフラットな状態でベビーカーによる移動をするためのキャリーアイテムです。
首が座るまでの約5~6ヶ月間使用するものでベッドで寝ているかのような快適な環境をつくります。
ベビーカーから外すとそのままベビーベッドとして室内でも使用でき、北欧のベビーにはなくては困る必需品なのです。

どこへ行くにもベビーカーが基本

買い物のお店のなかもスイスイ♪

スーパーでもデパートでも、大きいベビーカーがスイスイ行き来できるくらい店内のスペース・通路はどこも広めに作られています。
カフェやレストランでもベビーカーをテーブルの横につけられるところが多く、ベビーカーライフを送るママ・パパは生活しやすい住環境が整っています。

交通機関でもベビーカーはたたむ必要なし!

日本のように電車やバスなどでベビーカーをたたんでください、というようなことはなく、(最近は日本でもそんなことなくなってきましたね)むしろベビーカー歓迎の社会です。
市内や中心部の電車にはほとんどの車両に広いベビーカー用のスペースが確保されています。
また、スウェーデンの公共のバスはベビーカーを持った人は無料!(すごいですよね!)乗り降りの入り口も広く、ベビーカーのままスッと乗車できます。

充実したベビーカー周辺グッズ

レインカバー

雨が降っても安心のレインカバー

雨除けのカバーです。風よけとしても活用できます。これは日本でもよく使用されてますね。

モスキートカバー

赤ちゃんの周りをスポット覆うモスキートネット

虫よけのカバーです。主にあたたかい時期に使いますが、チリやほこりをよけたい場面でも活用できます。

フットマフ

ダウン入りのあたたかフットマフ

とにかく寒い北欧。ダウンのモコモコあったかフットマフは冬場の必需品です。
フードの部分まであり全身くるまれるようなタイプが多いのが特長です。

日よけパラソル

ベビーカーのフレームに取り付けるミニパラソル

ベビーカーに取り付けられるパラソル。これ、見た目もかわいいですよね。ベビーカーに乗っている時間が長い北欧の赤ちゃん&ママだからこそのアイデア品ですね。日差しが強い日本の夏にもぴったりのアイテムです。

ベビーカーひとつにとっても奥深い!

育児の必需品ベビーカー。毎日使うもので高価なものだからこそ、色々なこだわりや工夫がつまったアイテムです。
毎日の育児に寄り添ってくれてるもののため、ただの道具、というよりも相棒、といった方がふさわしいかもしれませんね。
北欧のベビーカーは頑丈で乗り心地もよくとてもおすすめです。
ベビーカー選び選択肢の一つにぜひ加えてみてくださいね!

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