赤ちゃんの乳歯っていつから生える?時期とお手入れ方法(月齢・離乳食とあわせて解説)
小さい乳歯がお目見えするとそのかわいい歯に「わぁ!かわいい!」と思うことでしょう。
そんな赤ちゃんの歯っていつから生えてくるのでしょう?
歯ブラシっていつからすればいいの?
また、授乳をしているママは乳歯が生えてくると噛まれて痛い、と聞くけれど本当?
歯の生え時期にまつわる情報をご紹介します。
赤ちゃんの乳歯が生えてくる前に注意したいことは?
ママやパパの虫歯を治療しておきましょう
虫歯の菌は赤ちゃんにも唾液をかいしてうつるそうです。
なのでママとパパはできたら赤ちゃんとの生活がスタートする前に歯科医にかかり今ある虫歯を治しておくことをおすすめします。
哺乳瓶などで甘い飲み物を飲ますのはおすすめしません
離乳食前に果汁を飲ませる、などの育児方法もありますが、(現代では少なくなってきたと思いますが。)これは歯のことを考えるとあまりおすすめしません。
乳歯は歯を守ってくれるエナメル質が薄いため虫歯になりやすいと言われています。
なので虫歯の原因となりそうなものはなるべく与えない方が良いでしょう。
歯の生え始め時に欲しがる歯固めを用意しておきましょう

歯の生え始めは歯茎がムズムズして気になるもの。
赤ちゃんの指しゃぶりが増える時期でもあります。
そんな時に便利なのが赤ちゃんがカミカミして使う歯固めグッズ。
木製のものやゴム製のものなど、様々な歯固めおもちゃがありますが、筆者がよく使用していたのはゴム製の歯固めを冷蔵庫で冷やすというもの。
冷たいものは口内のムズムズの感覚を軽減してくれるそうです。
ゴム製のものでも冷蔵庫で冷やして大丈夫かを確認してから行うようにしましょう。
赤ちゃんの乳歯っていつ頃生えてくるの?
歯の生え始めは一般的には生後5〜8ヶ月頃。
まずは前歯の下の歯がお目見え。
チラッと見える白いものに「あれ?なんだろ?汚れかな?」と思うママも多いのでは?
それが乳歯の生え始めです!
その後、一歳になるにつれて前歯が順々に生え揃います。
歯の生え方は身体の他の部位の成長と同じように個人差があります
上で記載した歯の生え始めは目安であり、どの赤ちゃんも同じタイミングで生えてくるという訳ではありません。
色々な体型の赤ちゃんがいるように歯の生え方や成長もそれは様々。
1歳で初めて歯が生えてくる赤ちゃんもいれば、産まれた時に既に歯が生えている、という赤ちゃんもまれにいます。(筆者も産院でそんな赤ちゃんに会ったことがあります。)
歯の生え方を周りの赤ちゃんと比べることなく、気長に待ってあげましょう。
ただし、1歳半が近づいても歯が生え始めない、という場合は歯科医などに相談することをおすすめします。
乳歯の生え揃い方とその時期、離乳食とお手入れ方法の進め方
歯が生え始め(離乳食開始前)
離乳食:開始前
歯の本数:下の歯2本
月齢:生後5〜6ヶ月頃
お手入れ方法:ぬれたガーゼをママの指に巻きつけてサッと拭く。
歯の生え始め(離乳食開始後)
離乳食:開始後
歯の本数:下の歯2本
月齢:生後6ヶ月頃〜
お手入れ方法:まだ固形物は食べない時期なのでこれ以前と同じくぬれたガーゼをママの指に巻きつけてサッと拭く。
前歯が成長してくる
離乳食:中〜後期
歯の本数:上の歯2本
月齢:生後8〜10ヶ月前後
お手入れ方法:やわらかい固形物を口にする時期なのでそろそろベビー用歯ブラシデビューをしましょう。
前歯が生えそろう
離乳食:完了期以降
歯の本数:前歯横の上下の歯4本
月齢:生後12ヶ月前後
お手入れ方法:食後のパパかママによる歯ブラシを習慣にしましょう。
奥歯が生え始める
普通食
歯の本数:奥歯4本
月齢:生後18ヶ月以降
お手入れ方法:食後に赤ちゃんに歯ブラシを持たせてみましょう。その後の仕上げ磨きも忘れずに行いましょう。
赤ちゃんの歯が生えてくると授乳中のママは痛いの?
授乳中のママにとって気になるのが歯が生えてきた赤ちゃんがおっぱいを飲む時に歯が当たって痛いのでは、ということ。
赤ちゃんはたまに遊んで乳首を噛んでしまうことがありますが、基本的には歯で噛むことなく上手におっぱいを飲んでくれることが大半です。
たまに授乳したまま赤ちゃんが寝てしまい、そっとおっぱいから離そうとした時に寝ぼけた赤ちゃんがびっくりして歯を立てて噛んでしまう、ということを聞きますが、そんなことも稀なことです。(ただしこれは相当痛いらしいです…)
また、それとは別に、ごく稀に産まれた時から歯が生えている赤ちゃんがいます。
この場合は赤ちゃんもおっぱいの吸い方がわからないのでママは噛まれてしまい相当痛い思いをするそうです。
いずれにしても、歯が生えてくるのは赤ちゃんの成長段階で必ず通る道です。
乳歯と授乳も上手に付き合っていくことが大切ですね。
正しいお手入れ方法で大切な赤ちゃんの乳歯を守りましょう

歯が生えてくる、というのも赤ちゃんの成長の証。
赤ちゃんの身体の変化にパパとママは一つ一つが新鮮でワクワクドキドキするものです。
乳歯の扱いは特にパパママのケアの仕方が大切です。