もうすぐ出産!里帰りする?しない?呼び寄せ?メリットや準備について
長いマタニティ生活を終えようとしている時、勘違いしてはいけないのは、出産自体がゴールではなく、スタートだということ。
出産を機にこれまでの生活とはガラッと変わった世界が出現します。
まだ産後の入院生活は非日常なので流れにまかせてもいいけれど、退院してからが現実生活の開始!
特に産後1ヶ月をどのように過ごすかでその後の赤ちゃんとの生活が変わってくる、と言っても過言ではありません。
そんな重要な産後1ヶ月、里帰りする派、しない派、はたまた親など手伝ってくれる人を家に呼び寄せる派など、それぞれのメリットや準備しておきたいポイントをご紹介いたします。
里帰りする派、しない派、呼び寄せ派。それぞれのメリットとデメリット

里帰り派のメリット
里帰りして産後を過ごすことでの最大のメリットは身のまわりのお世話を母親が全て面倒見てくれる、ということかと思います。
ご飯・お風呂・掃除などと言った家事全般とさらに育児の先輩としてアドバイスをくれる、ということは新米ママにとってとても頼りになるものです。
ママは生まれ育った安心する実家で過ごせることで産後の疲れた体を心身ともに癒すことができます。
また、遠方に実家がある場合は出産前から里帰りする、というママも多いです。
産前のお腹が大きくて何かと動きづらい時期に実家で過ごせることはとても安心ですね。
赤ちゃんとの生活に何かと不安でとにかくゆっくり過ごしたい、という方には里帰りがおすすめです。
里帰り派のデメリット
里帰りしているとパパ(ママの旦那様)が近くにいない、というデメリットがあります。
ママだけ里帰りしてパパは週末など仕事が休みの時に実家に遊びにくる、というやり方が一般的なのではないかと思います。
パパは相手方の実家ですし、母親になった妻と新しい命に最初の1ヶ月はなかなか慣れない、ということがあるかもしれません。
また、里帰りすることでママと母親の関係性が悪くなることがあります。
産後はホルモンバランスが乱れる関係でイライラしやすくなるママも多いので、その中、実の親子ならではの遠慮ない物言いややり方にぶつかってしまうことも珍しくありません。
幸せな里帰り生活が台無しにならないように実の親子とはいえ親しき中にも礼儀あり、という意識を持って接しましょう。
里帰りせず、夫婦だけで乗り切る派のメリット
親への協力をあおがないこのケースですが、産後すぐから夫婦で協力する体勢になりますので、パパママの共同意識が強くなります。
パパが産後すぐ育児を「自分ごと」として捉えられるようになる、といったことは赤ちゃんとの今後の生活の中でとても大きなメリットです。
里帰りせず、夫婦だけで乗り切る派のデメリット
パパ以外に頼る人がいないママはすべてのことをパパにぶつけてしまうため、夫婦間でのぶつかり合いが多くなる可能性があります。
また、ママはパパが仕事に行っている日中常に赤ちゃんと二人きりになるので、困っても誰かに相談できず追い詰められてしまうこともあります。
産後うつなどにならないためにも、日中の気分転換の仕方やパパとの協力体制について産前よりよく夫婦で話し合っていた方が良いでしょう。
親を呼び寄せ自宅で過ごす派のメリット
遠方に住む親を呼び寄せて泊まってもらい面倒を見てもらう他、近所に住む親に通いできてもらう派がありますが、いずれにしても、ママは住み慣れた我が家でゆっくり過ごせるのが最大のメリットです。
また、仕事が終わったパパも帰ってくるので、親の助けも受けながらパパとの育児生活をスタートできる、ということがいい点です。
場合によっては、親がパパにイクメンとしての指導をしてくれる場合もあり、みんなで育児をしている実感があるやり方です。
親を呼び寄せ自宅で過ごす派のデメリット
自宅に義理の親が長期滞在することでパパのストレスがたまってしまう場合があります。
または母親が慣れていない場所に滞在することでのストレスが溜まってしまう場合もあります。
ママは両者の様子を気にしてケアを行う必要がある場合もあり、ちょっと面倒くさいことになる場合もあるようです。
里帰りする派、しない派、呼び寄せ派。それぞれ準備しておきたい3大ポイント
里帰り派の準備しておきたい3大ポイント
実家に赤ちゃんグッズを送っておく
おむつやおしりふき、沐浴するお風呂などなど、実家ですぐ赤ちゃんとの生活をスタートできるようなグッズを用意しておくことが必要です。
母親に頼んで用意してもらうと、負担をかけるのと好みでないものを買ってしまう場合があるので、ネットショップなどを利用するなどしてできるだけ自分で揃えるようにしましょう。
出産入院の必需品「これだけは絶対!」というアイテムについて見る。
早めに実家の大掃除をしておく
生まれたての赤ちゃんが過ごすとなると、あまりに汚い環境だと体に良くない場合も。
ホコリや汚れなど、気になる部分はできるだけ掃除しておくようにしましょう。
実家でのベビースペースを作っておく
赤ちゃんとママが日中・就寝時、それぞれ過ごすスペースをどこにするのか、家族の生活導線も考えて話し合っておきましょう。
ペットを飼っている実家などはペットと赤ちゃんのスペースをどう整理するのか、ということも話し合っておくとトラブルが少なくなります。
里帰りせず、夫婦だけで乗り切る派の準備しておきたい3大ポイント
パパと家事分担を確認しておく
産前はママがメインで家事をしていたとしても、産後は今まで通りにするのは無理!
産後の体をできるだけ休められるよう、パパの協力を確約しておきましょう。
パパの家事力をつけるいい機会です。出産前から少しずつ教育しておきましょう。
家事については産後に夫婦でモメる原因ベスト1かもしれません。
そんな家事の負担を減らすためにはお助け家電を使うのもおすすめ!
ではどんなお助け家電が育児に役立つのでしょう?
育児の相談できるところを確認しておく
産後、アドバイスをくれる人が身近にいないので産前に育児相談ができる場所を見つけておきましょう。
助産師さんへの相談・小児科での相談、または家事代行サービスの登録などもおすすめです。
ママが孤独になり育児に行き詰まらないように。産前に色々なことを想定して準備しておきましょう。
宅配スーパー(ネットスーパー)や宅配弁当の利用登録
外出がままならない産後に備え、このタイミングで宅配スーパーの利用を始める人がとても多いです。
または定期的に食材を運んでくれる食材宅配サービスに登録する人も多いです。
さらに、産後の調理ができない時のことを考えて宅配弁当も事前にチェックしておくと良いでしょう。
親を呼び寄せ自宅で過ごす派の準備しておきたい3大ポイント
親の寝室の準備
1ヶ月に渡る長期滞在に親が快適に過ごせるように環境を整えておきましょう。
できたら一部屋をあけて親ように部屋が用意できると良いです。
寝室以外にも、家事の導線を使いやすいように整えておくことも大切です。
親へ近所の案内・説明をしておく
出産前にスーパーやコンビニ、近くの病院など、日常生活に欠かせない場所を案内しておきましょう。
産後は買い物も親へお願いすることになるので、実際に一緒に近所を回っておくと安心です。
親にやってほしいことをリストにしておく
手伝いにくる親は張り切って何から何までやってくれようとするかもしれません。
ですが、「ここは自分でやる」、「ここからはお母さんにお願いしたい」という具体的な要望を書き出しておきましょう。
最初に確認しておくことで、その後の生活がお互いとても快適になります。
産後は色々と戸惑うことばかり!事前に心と環境の準備をしてのぞみましょう。
産後、ママは赤ちゃんとの生活が始まり、授乳、オムツ替えだけでも大変な日々がスタートします。
なるべくママが快適なように、この時ばかりは最大限周りの協力をもらってゆっくり過ごしましょう。
大切なことは赤ちゃんとママがゆっくりできて新しい生活をスムーズにスタートすることができること。
事前に色々と準備しておくことでそのあとの過ごし方がまったく違うものになりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。