育児にまつわる「知りたい!」をご紹介

赤ちゃんと免疫。気になる疑問や免疫力をつけるのためのコツをご紹介

「免疫」という言葉、赤ちゃんが誕生してからよく耳にする言葉かと思います。

赤ちゃんをウイルスや菌から守るためにとても重要な免疫という存在。

誤った情報が出回っていたりしますので、みんなが持つ素朴な疑問や免疫をアップするためのコツなどをご紹介します。

目次

免疫について、気になるけれどそういえば知らない、素朴なギモン

初乳を飲ませられなかったら免疫に差が出る!?

免疫をつけるためには初乳を飲ませてあげることが重要と言われています。

確かに初乳には免疫物質が多く含まれていますが、その後の赤ちゃんの免疫に大きな差が出るほどの影響はないと言われています。

産後すぐにウイルスがたくさん浮遊しているところに赤ちゃんを連れていくことはあまりないだろうし、そこまで気にしなくても大丈夫ですよ。

一度かかった病気は免疫がしっかりつくものなの!?

基本的には一つのウイルスや最近に対して一つの抗体ができるような仕組みになっています。

ただし、インフルエンザなどの型や種類が多いものや変異してしまうものもありますので、一概に一度かかった病気はもう抗体ができるから安心、とはいえないのです。

予防接種をしっかり打っていても病気にかかることがあることと同じことですね。

ママパパが受けた予防接種の効果は何年くらいもつものなの!?

予防接種に関しては、有効期限ははっきりしていません。

ただ、風疹ワクチンに関しては、2回摂取した後は約20年抗体が持続すると言われています。

0ヶ月の赤ちゃんから風邪をひくことがある!?

ママやパパが気をつけていても0ヶ月の赤ちゃんから風邪をひくことは珍しいことではありません。

ママやパパが風邪をひいていないのになんで!?という場合もあるかもしれませんが、ウイルスは目には見えないもの。

大人には症状が出ていなくても抵抗力の弱い赤ちゃんだけ症状が出てしまうことがあるのです。

もし0ヶ月の赤ちゃんに風邪の症状が見受けられる場合は早めに出産した産院や小児科に受診を相談しましょう。

赤ちゃんの免疫の働きをアップするため行いたいこと

生活リズムを整えてしっかり睡眠をとりましょう

体の機能を休めて回復する睡眠は免疫システムを問題なく働かせるためにとても大切なこと。

睡眠不足は免疫の働きを低下させます。

朝は7時頃にはカーテンを開けて日の光を浴びせ、夜は就寝時間より前には照明を落とすなどして寝る体勢を整えてあげ、一日の生活リズムを整えてあげましょう。

外気浴をしたりなるべく体を動かすこと

外に出て適度な刺激を与えることは赤ちゃんにとってとても大切なこと。

また、赤ちゃんが体を動かすことは情緒の発達のためにも重要。

そして、外出したり運動したりすることは免疫を高める効果があります。

外出できる時期になったら無理のない範囲でお出かけや散歩をすることがオススメです。

母乳やミルクでしっかり栄養をつけること

免疫の働きを整えるためには栄養をしっかりとることが大切。

母乳やミルクをしっかり飲ませ、離乳食は栄養バランスよく摂るようにしましょう。

たくさん笑わせてたくさん褒めてあげる

笑ったり楽しい気分になると免疫システムの働きを向上させる成分の分泌が増えます。

これ、すごいですよね。

よく笑うと病気が逃げていく、というようなことを言ったりしますが、その通りなのです。

ママパパがたくさん赤ちゃんと関わってあげてニコニコ楽しい気持ちにさせてあげるだけで免疫力がアップします。

そのためには、まずパパとママが笑顔であることが一番大切です!

赤ちゃんは抵抗力が弱いけれど、きちんと免疫があるので守られているのです

生まれたての赤ちゃんは無菌状態の胎内から外の世界へデビューした無垢な存在。

できるだけウイルスと関わらせたくなくて神経質になってしまうママが多いかと思いますが、そこまで心配しすぎることはありません。

ママとパパができることは手助けしつつ、免疫力をしっかりつけてあげ健康に毎日過ごせるように。

免疫とうまく付き合っていきましょう。