育児にまつわる「知りたい!」をご紹介

【子育てと福祉(お金)比較〜日本vs北欧②】出産・育児休暇中も高待遇で安心して休める北欧各国

新しい命が誕生したときから
手厚い待遇がある北欧各国。

そこには
赤ちゃんの存在は国の宝、という
考えが根本に定着しています。

そして、その考え方は
子どもを持つママやパパにも同じ。

連載第2回は出産休暇と育児休暇、
そしてその間のお給料のハナシ。

気になるところを日本と比較して
ご紹介いたします!

目次

第2回・パパもママも休暇取得&給料もきちんと保証!〜出産休暇と育児休暇〜

女性の就業率が8割を超える北欧。

そこには妊娠して出産して
子どもを持った時に
不自由なく暮らせるような
国の体制が整っているという
背景があるのです。

そして仕事へ復帰するときもスムーズ。

要するに、
妊娠をしたからといって、
仕事には何の支障もなく、
仕事と家庭の両天秤で悩む必要がない。

なので日本のように
出産育児を機に仕事を辞める、
というママがほとんどいないのです。

これが、
人口が少なく労働力も圧倒的に少ない
北欧各国を支える重量なカギの一つに
なっているのです。

そこで重要なのが
出産休暇と育児休暇、
そして
その時の手当て(お金)のハナシ。

日本と比べて
どんな違いがあるのでしょう?

まず、日本の出産・育児休暇と手当てをおさらい

出産休暇は98日、手当は基本給の2/3

いわゆる「産休」は
産前6週間、産後8週間。

日本では産前に残りの有給休暇を
くっつけて休みに入る人も多いですね。

臨月に入る少し前に
お休みに入るのが一般的。

この「産休」期間中は
お給料(ボーナスを除く標準報酬 以後同)
の2/3が出産手当金として
会社の健康保険から支給されます。

そして産後は
子どもが3ヶ月になる時に
「産休」から「育休」に
切り替わります。

ここでお休み中の支給額も変動するのです。

育児休暇は2歳まで延長可能、手当は50〜67%

育児休暇は基本的には
子どもが1歳になるまで、
なのですが、
保育園に入れなかった、という時などに
最長2歳まで取得可能です。

その間はハローワークより
育児休業給付金の支給を
受けることができます。

ありがたいです。

赤ちゃんがいると
何かとお金かかりますもんね。

そしてその算出方法は、、、
産休の期間があけて育休に入ってから
180日目(約6ヶ月目)までは
お給料の67%
180日目以降からは
お給料の50%
となります。

これ、人によって
「意外ともらえるのね!」
という人と
「こんなに少ないの!?」
という人がいるかと思います。

日本の多くの企業では、
会社から育休中のお給料を出す会社は
少ないですね。

最近はメルカリなどで
産前から産後の給与を100%保障する、
という企業も出てきましたが、
(2019年3月時点の記事です)
まだまだ少数派なのも事実。

会社から手当てが支給される場合、
そちらの金額が高い場合は
健康保険やハローワークからの
手当の支給はなくなり、
会社からの手当てが支給されます。

手当てが支給される期間は
最長子どもが2歳になるまで。

これは1歳6ヶ月までだったのが
2017年から2歳までに延長されました。

待機児童などで悩まされていた
ママたちにはとてもありがたい改定ですね。

ちなみに、
筆者が子どもを産んだ時は
まだ1歳6ヶ月まででしたので
必死に保育園を探した末
1歳6ヶ月になる直前に復帰しました。

意外と1歳半てすぐ来ちゃうんですよね!

保育園問題とあわせて
育休をいつまで取るか(取らざるを得ないか)、
色々と計画しておくとスムーズでしょう。

北欧の出産・育児休暇は何かと恵まれている!正直、羨ましい!

北欧各国は全体的に日本より
出産や育児に関する制度が手厚いのです。

育児は気づくと
「ママが自己犠牲のもと行われる」
ということになってしまうことも
ありますが、
そこの考え方が全くないのが北欧。

みんなで育児するのが当たり前、
という考え方が根底にあるので
子どものママへのサポートも充実しています。

それは出産・育児休暇の待遇にも
表れているのです。

国ごとに完結にご紹介します。

デンマークの出産休暇・育児休暇

<出産休暇・手当て>
産前4週間、産後14週間。

出産後の2週間は両親共に
休暇が与えられます。

<育児休暇・手当て>
両親のどちらかが32週間取得可能。

その間、大企業や公務員については
休暇前の給料が100%支給される。

それ以外は自治体から
一週間あたり6〜7万円が支給される。

スウェーデンの出産休暇・育児休暇

<出産休暇・手当て>
出産予定日の60日前から取得できます。

それ以外の手当等は下記にて記載。

<育児休暇・手当て>
産前産後とおして、
両親2人合わせて総計480日分の
育児休暇を取ることができます。

そのうち、父親・母親共に
それぞれ60日間の休暇を取らなければ
いけないと決められています。

その休暇は赤ちゃん時代だけでなく、
子どもが8歳まで、分割して
取ることも可能です。

育児手当に関しては、
休みのうちの最初の390日は
給料の80%が支払われ、
その後の90日は1日あたり約3000円ほど
支払われます。

出産前に働いていなくてなく、
収入がなかった場合は上記同様
1日あたり約3000円ほど支給されます。

ノルウェーの出産休暇・育児休暇

産休・育休の区別なく、
働いている女性であれば44週間の間
給料の100%が支給されます。

出産予定日の3週間前からは強制的に
休まなくてはなりません。

44週以降、54週までは給料の80%が、
専業主婦の場合は
出産一時金として65万円ほど
支給されます。

父親には6週間の育休があります。

フィンランドの出産休暇・育児休暇

母親休業と父親休業と両親休業の
大きく分けて3種類の休暇制度があります。

<母親休業>
産前から産後にかけて105日取得可能。

最初の56日間は給料の90%、
その後は給料の70%が支給されます。

<父親休業>
産後からが対象隣、56日取得可能。

給料の70〜75%が支給されます。

<両親休業>
対象は母親と父親両方が対象で
どちらがとってもOK。

母親休業終了後から158日間取得可能で、
給料の70〜75%が支給されます。

アイスランドの出産休暇・育児休暇

<出産休暇>(手当は以下にあわせて記載)
6ヶ月

<育児休暇・手当>
合計で9ヶ月取得可能。

その内訳としては、
母親が3ヶ月、父親が3ヶ月、
残りの3ヶ月は両親のどちらが取るか
選ぶことができます。

この期間、給料の80%が支給されます。

専業主婦や学生の場合は
月額15万円程度の手当てを
受けることができます。

父親の休暇所得は基本!そしてほとんどの場合給料の70〜80%程度が保証されている!

北欧各国はそれぞれに少しの違いはあれど
全体的に支給額が高い傾向です。

日本が50%の支給額に対し、
70〜80%という羨ましい現状です。

また、
父親の休み取得が
義務付けられている国もあり、
全体的に母親に負担がなるべく
少なくなるように、と工夫がされています。

時間とお金、
育児するときに重要な2点。

ここにも見習うべきことが
たくさんあるようです。